窓は防熱を施すことが出来る場所ですが、夏と冬で付け替えるわけにはいかないので、全ての季節に対応できるようにしておく必要があります。冬には50%、夏には74%の空気が窓から出入りしているとされています。素材ごとに機能に異なるので注意しておきましょう。最もメジャーな素材として知られるのがアルミです。
アルミには防熱等の機能はほとんどなく、熱を内外に行き来させます。そこで作られたのがアルミ樹脂の複合窓です。これは室外側をアルミ、室内側を樹脂で造ったフレームのことを言います。室内から温かい空気が外へと出ていくことを防ぎます。
これだけでも十分に状態を変えることが出来ます。室内外の両方を樹脂で構成しているフレームもあります。耐久性がやや落ちますが、防熱性能が高いといえるでしょう。樹脂はアルミの1400分の1の熱伝導性を持っており、それはコップなどでもよく分かります。
加えてガラスを複層にすることにより、防熱性は一層高まっていきます。一口に樹脂、プラスチックと言ってもその性能は様々です。よく使用される塩化ビニルはリーズナブルな価格で大きな効果を発揮するので人気があります。結露の発生も防ぐことが出来ます。
金属製のサッシは水滴が付きやすく、腐食なども起こり易いです。プラスチック製であれば結露が起こりにくく、それが窓の性能を維持することにも繋がります。部屋の水分量が減少しないことで肌の保水にも良い影響を与えます。