戸建て住宅を購入する際には、大きく分けて注文と建売りの2つの物件から選ぶことになります。その中でも建売りでの購入には住宅展示場などに出されていたモデルハウスも対象となっており、条件次第では注文住宅よりも格安の値段で購入できる場合があります。ですからより住まいに対して細かいこだわりがあるなら別ですが、とにかく安く戸建てを購入したいときには非常に重宝することでしょう。しかし、モデルハウスにはいくつかの重要な注意点が存在します。
まず、モデルハウスには建築関係者や見学者などが多数出入りできるようになっています。そのためその住宅の特徴や間取りなども広く知られているということになるでしょう。また極稀にではありますが、誰かによって購入前に盗聴器や隠しカメラが仕掛けられているケースもあります。これはある程度誰にでもオープンに出入りが許されているからこそのリスクです。
そして注文住宅と違いモデルハウスはあらかじめ建築されているものですから、目に見えないところで手抜き工事がされていることもあります。主には水道関係や耐震工事の部分です。これは住宅メーカーと建築会社がそれぞれコストを浮かせようとすると起こり得る状況であり、どのような大手企業でも実はやっている可能性があります。何も知らずに購入しても表面上では見分けができないため厄介です。
そこでもしもモデルハウスを購入するのであれば、住宅鑑定士に積極的に査定を依頼しましょう。プロの厳しい目で見てもらえば、その住宅が健全であるかは一目瞭然です。正しい知識のもとで失敗のない住まい探しをしましょう。窓の視線対策のことならこちら