手頃な価格で一戸建て住宅を手に入れようと思ったら、新築ではなく中古の一戸建てを探してみるといいでしょう。購入予算が抑えられるということは、毎月の住宅ローン返済もラクになります。何かとメリットがある中古の一戸建て住宅ですが、あまり価格が安いと注意が必要です。物件の資料やインターネットサイトには必ず記載がありますが、再建築不可と書かれていたら意味を分かったうえで申込をしなければなりません。
再建築不可というのは、今建っている住宅を壊した場合は新しい住宅に建て替えすることができないのです。昔ながらの古い住宅が並ぶ土地では、道路に面しているべき幅が満たされていないという状況があります。接道義務と言って住宅が道路に面していなければならない幅は2メートル以上とされているのです。このような住宅では万一火災が起こっても消防活動の妨げになってしまいます。
再建築不可の物件は周辺の相場に比べて格段に安い価格に設定されていることが特徴的ですが、購入した後に真実を知っても遅いですから十分気をつけましょう。またセットバックと記載されていたら、将来建て替える時には敷地を道路用地として提供しなければなりません。セットバックにも細かい規定があるため、購入を検討している物件があれば詳細を確認してから判断しましょう。十分な広さの土地がある住宅なら、多少セットバックしても大きな問題と感じることはないかもしれません。
建蔽率や容積率も確認が必要です。