夏や冬の光熱費は高いものの、暑さや寒さを我慢してまで冷暖房機器をつけずに過ごすことは難しいのが実情です。ただできる限り外気を室内に入れず、室温を保持する工夫をこらすことで、冷暖房機器の消費を抑えることはできます。外気を室内に入れないためには、窓に防熱シートを貼る方法が効果的です。シールタイプや水で貼れるタイプなどがあり、初めてでも簡単に施工できます。
ただし、窓からの眺めを大切にするかたにとっては、どうしても透明度が低くなる点はデメリットでしょう。視界を優先するなら、できるだけ薄いタイプの防熱シートを貼ると良いです。防熱シートの選ぶとき大切なのは、やはり価格です。窓のサイズを測り、きっちりサイズに合わせて購入するのも良いですし、100均などを活用して安価に施工するのもひとつのやり方です。
とはいえ外気を遮ったり、室温を保持できなければ意味がありません。どのような素材が断熱効果が高いのか予め調べておくと、商品を決める際の基準になります。実用性に加えて見た目も重要です。いくら防熱効果が高く安価でも、生活環境の一部をなす窓は、頻繁に目にする箇所ですから光を完全に遮ったり、あまりに簡素であれば生活の質を落としかねません。
その点では明るく気分に影響を与えない商品を選ぶ必要があります。できれば一部の部屋で試して、効果が確認できて後に他の部屋の分も購入するようにしましょう。一度にすべての部屋の分を買った後で効果がないと分かれば、時間と費用を無駄にします。